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その名の通りパラグライダーのような大きなカイト(凧)を操作し、カイトから得られる揚力を利用してボードで海上を滑るニュースポーツです。 ウインドサーフィンのように風を利用して海の上を自由にスピードに乗って走ったり、ウエイクボードのようなトリックができたり、サーフィンのように大きな波に乗ったり、パラグライダーのように大空を滑空できる、まさにあらゆるボードスポーツをミックスした、3Dエクストリームスポーツです。
海上にとどまらずスノーボードでやスケートボード、マウンテンボードでも楽しめるバリエーションの豊富さも特徴です。 是非あなたもカイトボーディングの爽快感を味わってみましょう! |
まずはショップのスクールを受講し、安全に効率よく基礎を学びましょう! |
カイトボードは決して難しいスポーツではありませんが、なれるにはそれなりの時間と正しい知識、練習が必要不可欠です。 必ず最寄りの専門ショップにて、経験豊富なインストラクターの指導を受けましょう! 近年日本でも人口が増えてきており、道具の進化で比較的誰でもチャレンジしやすいスポーツに進化してきました。 ただ道具の使用エリアが広く、なれないうちはカイトを頻繁に落としたり、カイトの強いパワーに引きずられたりする危険性も高いので、最寄りの専門ショップにてスクールを受講して、道具の扱い方や、コンディション(天候、風、海面の状況)についての知識、正しい練習方法をインストラクターから指導を受けなければいけません。 また普段なれないカイト操作を熟知する必要があるので最初はインストラクターに付き添ってもらい8時間ほど陸上でスクール専用のトレーナーカイトでしっかりと時間をかけて操作を学習して十分操作に慣れなくてはいけません。 陸上練習がしっかりできるようになってから、次のステップとして海上での練習をするようになります。 ですので、ウエイクボードやスノーボードのように、1時間だけ受講して、いきなりそれなりに滑れるようになるわけではなく、時間をかけて徐々にステップアップして行くようになるので滑れるようになるには、個人差はありますが安全のためにも最低限の時間は必要です。 インストラクターは的確な指導であなたをより早く安全に効率よく上達できるようサポートしてくれます。 必ずスクールでレッスンを受けるようにしましょう! |
カイトの原動力となる”風と天候”の知識と”安全な練習条件”を確保しよう! |
カイトボードの原動力は”風”です。 練習をするうえで必要な風の条件は、風速4メートル以上の安定した風を必要とします。 風が弱いときはカイトを空にあげることができないか、弱くてカイトがすぐ落ちるため、練習が困難になります。 広い場所から吹く安定した風と、広くて遠浅な海が安全に練習するには初心者には必須な条件になります。 風向きも重要で、海から陸に吹く風でないと風速が安定せず安全に楽しむことができません。 海から陸に吹く風(オンショア)や斜めに吹く風(クロスオンショア)は広い場所から吹く風なので風速も一定で安定し、カイト操作も簡単に安全に練習することが可能ですが、陸から海に吹く風(オフショア)や、陸から斜めに海に吹風(クロスオフショア)は建物や地形の影響で風速が安定せず突風となるので、カイト操作が安定せず不意にカイトにオーバーパワーの突風が入って引きずられたり、突然風がやんでカイトが頭上で落ちることがあるので危険で練習に適していません。 それとすぐ深くなってしまう海や、川などの流れがきつい場所も初心者が練習するにはカイトボードを極端に難しく感じさせてしまうと思います。 特に初心者は水の流れが穏やかで遠浅な海で練習されると上達が格段に速くなります。 自然との駆け引きも醍醐味、気象情報を判断する能力 天候も重要で安定した気象条件が整う必要が有り、雷、強い雨、など大気の状態が不安定だと風も安定せず安全に楽しめません。 気圧配置などの気象情報をもとにその日の天候や大気の状態を判断する必要があり、晴れて大気の状態が良ければ風も安定する傾向があり、練習にも適しています。 初心者には高い波も難易度を高くするハードルになりますし、風が強すぎても(風速10m以上)危険性が増します。 理想的なコンディションは海から陸に斜めに吹く風で、風速5〜8メートルで穏やかな海面と安定した天候と風が必要です。 天候を読む知識が重要になりますので慣れないうちはインストラクターにアドバイスしてもらう必要があります。 経験を積み、技量も上がれば風や気象も読めるようになり、自然とその日のコンディションが読めるようになってきます。 風、天候を読み、自然と駆け引きすることもこのスポーツの楽しみの1つでもあります。 また安全に練習するために、広くて人のいない場所で練習しなくてはいけません。 人や建物の近くでの練習は事故の原因になるので危険です。 周りに人や障害物のない、十分な広さを確保して、安全に常に気を配りながら練習に臨まなければいけません。 カイトボーディングが他のスポーツより難しく感じる理由とは 基本的にプレーヤーは自然を相手にするスポーツなので練習しやすい天候条件がそろう日を選択しなくてはいけません。 カイトサーフィンの難しさの一つとして、日によって、風が強かったり、弱かったり、海面の波が高く海上で練習しにくかったり、常に一定の条件で練習することがなかなできないことがあげられます。 逆に常に一定の風で、穏やかな波のない海面で、短期間で集中して練習することができれば、早く上達することができますし簡単に感じることができるでしょう。 スキー場のようにレベル別にコースが分かれていて、自分の技量にあったコースを選択できないのが難点で、ビギナーもエキスパートも同じコンディションで練習しないといけないところが、どうしてもこのスポーツを難しく感じさせている要素になってしまっています。 なかなかプレーヤーの都合どおりに風が吹くことは有りませんので、その時のコンディションでできる範囲の練習をインストラクターの指導のもと練習するようになります。 慣れない初心者は天候や風に対する知識が乏しいので、必ずカイトボードを熟知した経験者からその日の天候、コンディションなどアドバイスを受けて広く安全なゲレンデで練習してください。 ルールとマナーを守り安全に努めましょう カイトボードはラインが長く、他のマリンスポーツなどに比べて第三者に危害を及ぼす可能性と範囲が高いスポーツであることをわきまえ、ルールとマナーを守り、他のスポーツ(ウインドサーフィン、サーフィン)の風下で練習するようにしましょう。 アップウインドが取れない、ビギナーは十分なサポート体制のもとで練習してください。 また怪我に備え、ヘルメットやライジャケットを常に着用し、準備運動をし、体調管理にも気を付けてください。 |
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カイト | |||||
●カイト カイトは空気を入れて膨らまし、空気圧で形を保ちますます。ですので水に落としても浮くので、落ちてもすぐにあげなおすことができるようになっています。 とても軽く、広げると大きいですが収納時はとてもコンパクトでリュックサイズ位の大きさになります。 風の強さによって適応したサイズを揃える必要があり、風の強いときにはは小さいサイズのカイト、風の弱いときは大きいサイズといった具合に 安全に 楽しむためには(2.5m〜6mの風用19m2〜17m2)、(6m〜9mの風用15m2〜13m2)、(9m〜11mの風用12u〜10u)(11m〜15mの風用9m2〜4m2)と4枚は必要です。 また個人の体重によっても選ぶサイズが違ってきます。同じ風でも体重の重い方のほうが大きいサイズのカイトが必要です。 カイトの種類も色々あり、いろんなスタイルに適したオールラウンドタイプのボウ型、デルタ型、SLE型のカイト等があり、近年はこれらの種類のハイブリッドタイプが主流になってきています。 フリースタイル向けのC型カイト、ウエイブ向けの動きの早いタイプや、コースレース向けのハイアスペクトカイト、微風専用に設計されたライトウインドカイト等があり、それぞれに適した翼のデザイン(細長かったり、丸っこかったり)が施されています。 初心者の場合、なるべく動きがゆっくり目のマイルドで、風域の広い、初心者向けのフリーライドカイトを選択するのがポイントです。 新品の価格はだいたい弱い風用が30万円前後+BAR7万円 中が25万前後+BAR7万円 小20万前後+BAR7万円 です。 カイトの前面にある大きく膨らんだ箇所がリーディングエッジ、小さい支柱がバテンで、すべてバルブがつながっているので1っ箇所空気を入れるとすべて膨らむようになっています。 空気圧で支柱の役割を果たすバンテの影響でカイトは剛性を保ちます。主に3つのバテンのものが主流です。 素材 (キャノピー素材のテイジンのテクのフォースマテリアル) 素材構成はメインとなるキャノピー素材は日本製でテイジンのテクのフォースです。 非常に軽量で破れにくく耐久性に優れたマテリアルです。 擦れやすい個所や強い空気圧のかかるストラットには厚みのある、ドイツ製のリップストップダクロンが使われています。 (空気の入る中のチューブ) 中のチューブはポリプロピレンフィルムで軽量でストレッチ性に優れています。 (リーディングエッジとバテン、バルブ、ワンポンプシステム) リーディングエッジとバテンはバルブとホースでつながっていて、一か所空気を入れるだけですべての支柱に空気が入るようになっています(ワンポンプシステム)。 (ブライダルライン) カイトの全面側の支柱を支える役割と、風の流れの調整役割のあるブライダルライン。 このラインをコントロールバーと接続してカイトの角度を調整しパワーコントロールをします。 動画でカイトのテクノロジーと素材などを見てみましょう。 |
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コントロールバー! | |||||
カイトを操作するために必要なコントロールバーシステムは、手にもつバーと、バーとカイトを繋ぐライン、ハーネスにフックして使うチキンループ、クイックリリースといわれる安全装置などが付いています。新品の価格は8万円前後です。 (バックラインとフロントラインチキンループ) ラインはカイトのリーディングエッジ前面についているブライダルラインに接続するフロントラインと、カイトの後ろ側のラインに接続するバックラインがあり、ハーネスのフックに接続して使うチキンループがあり、チキンループを支点として体重で支え、コントロールバーを手でもち左右に引くことでカイトを操作します。 チキンループとコントロールバーを前後に引くことによりフロントラインとバックラインの長さが変わることによって、カイトの角度が変わり、それにより得られる揚力(パワー)の調整ができるようになっています。 (安全装置のクイックリリースシステム) チキンループ上部についている安全装置のクイックリリースシステムは危険時にプッシュアウエイするだけで簡単にカイトを安全にリリースし瞬時に安全にパワーが入らないように1本のラインだけを引き込むようになります。これによりチキンループとハーネスで接続されたライダーとカイトを瞬時に引き離すことができます。 (パワー調整が可能なデパワーシステム) フロントラインの付け根の手元側に設けられたデパワー調整クリートシステム。 クリートにラインをひっかけて、フロントラインの長さを変えることで、パワー調整がスムースにできるようになっています。 |
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ボード | |||||
●ツインチップボード ボードはとてもコンパクトで長さは130〜160cm位の、ツインチップボードが主流です。 ほぼウエイクボードと同じですが、カイトボードは荒れた海面で使用することが多く、それ専用に設計されたフレックスやロッカー、アウトラインのデザイン設計が施されていて乗りやすくなっています。 ボードの構成は足を入れるフットストラップとデッキパッド、フィンで構成されていて、エキスパートライダーはウエイクブーツで乗る人が増えています。 種類も豊富でビギナー向けのフリーライドボードや、エキスパート向けのフリースタイルボード、ウエイクスタイルボード、微風専用ライトウインドボードなどがあります。 ビギナーには大きめサイズのフリーライドボードが乗りやすくおすすめです。価格は15万円前後です ●ウエイブボード ツインチップボードの他に波乗り専用に設計されたウエイブボードなどもあります。
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